安全運行への取り組み

「海浜観光自動車 株式会社 運輸安全マネジメントに基づく情報公開」

安全理念

お客様から信頼されるパス会社を目指し「安通ルール、正しい交遺マナーの実践」「 おもてなし」を最大の基本に置いて輸送の安全に努めます。

安全方針

  1.  輸送の安全確保を事業経営の根幹と位置付けて全社員に安全 意識を徹底するとともに、安全理念に基づき輸送の安全に継続的向上を図ります。
  2. POCAサイクルを実施しながら全従業員一丸となって輸送心安全確保に努めます。
  3. コンブライアンス及び安全管理規程 を遵守し、輸送の安全確保に努めます。
  4. 安全方針を掲示し、全従業員に教育 ・周知徹底するとともに関連会社に対して協力要請を実施します。
  5. 輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、情報を共布し積極的に公表します。
  6. この安全方針は、社外に公開します。

組織、指揮命令系統

会社組織図によります。

事故災害等に関する連絡体制

震急連絡網によります。

運行管理

点呼 乗務前に対面により、酒気帯びの有無、疾病、疲労等の確認や日常点検の実施状況などを確認し、 当日の運行の安全を確保するために必要な指示を行います。乗務後も同様、運行状況や道路状態、 事故の有無も確認し安全運行に努めております。 また、SA・PAでの中間点呼を実施しており、疾病や疲労等の確認や現在の道路状況などの確認を行っております。

アルコールチェック

アルコールチェック 乗務する前と乗務した後には、必ずアルコールチェックを実施しております。
出先では、スマートフォンによる管理も行い、アルコールの検知結果だけではなく乗務員の顔色などを確認し、体調管理も含めて徹底した安全運行の管理を行っております。

運行前点検

運行する車両を保安基準に適合するよう維持するために、ブレーキ・タイヤ・ファンベルトなど30項目以上にわたり 車両をチェックしております。 また、毎週数回に渡り整備士立会いのもと運行前点検を行っております。

安全方針に基づく目標

平成24年4月発生の関越道での高速ツアーパス事故以降、バスの安全に関して、お客様や社会の関心が高まっており、安全への弛まぬ努力を行うこととし、
◇人身事故 ゼロ件
◇物損事故 ゼロ件
を目標とします。

目標達成のための具体的計画及び施策

  1. 降車確認による見落としの事故の防止
  2. エコドライブの推進
  3. 日常点検の強化 と車両管理
  4. タコチャートのチェック強化
  5. 入社受入時の教育の充実
  6. 運転適性診断の受診と指導
  7. 健康診断後の指導重視
  8. 接客マナーの勉強会の実施

平成27年度の安全に関する目練達成状況

目標として掲げた『人身事故0件』、『物損事故0件』は、
◇人身事故 0件
◇物損事故 8件
いずれも、単独による動作時の安全確認不足により起因した事故であった。

わが社の安全に関する反省事項の改善方法

経営トップは、『 安全方針』『 目標』『計画』の取組状況を年2回チェックし、安全対策上の問題点を把握するとともに、改善方法をスタッフと検討した後、社内掲示します。

輸送の安全に関する教育及び研修の計画

国土交通省啓示1676号『 旅客 自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針』に準拠して計画し実施する他、当社の規定に基づいて計画 し実施します。

バス協会について

バス協会は、地域交通や地域間交通でのバス輸送サービスの改善と充実を図ることで地域社会の健全な発展に貢献するほか、 バス事業者の適正な運営と業界全体の健全な発展の促進に努め、公共の福祉の増進を図ることを目的とした法人です。

バス業界は、バスを取り巻く環境の変化に適切に対応し、将来のバス産業のあり方を見据えて、地方バス路線維持対策、 安全輸送対策、環境対策、交通バリアフリー対策、情報提供の充実、輸送環境の改善など多くの課題に取り組まなければなりません。

バス事業の新たな発展を図るため、理事会、委員会を通じて会員とともにさまざまな事業に積極的に取り組んでいます。

事故の総計

平成27年度は、自動車事故報告規則第2条に規定された事故の発生はありませんでした。

海浜観光自動車は、お客様に安心して貸切バスをご利用いただけるようバスの安全運航に取り組んでおります。

  1. 安全向上に向けて、バス運行会社と連携し安全対策に取り組みます。
  2. バス運行会社の選定基準は安全を第一とし、法定基準並びに安全運行パートナーシップガイドライン
    (日本旅行業協会・全国旅行業協会・日本バス協会が制定)を遵守するバス会社を選定します。
  3. 日本バス協会会員以外のバス運行会社と取引きする場合も、前項のパートナーシップ・ガイドラインを遵守するように努めることとします。
  4. 法令で定めた1日のバス運転士の「拘束時間」及び「実運転時間」を遵守し、社内企画担当者への周知徹底を図ります。
  5. 1日の走行距離が法定走行距離を超過する場合は、バス運行会社に対して「交替運転士」を要請します。
  6. 交替運転士を必要とする場合は、バス社内に2座席を確保します。
  7. バス走行中はシートベルトの着用をお客様にお願いします。

安全運行パートナーシップガイドライン

一般社団法人 日本旅行業協会 / 社団法人 全国旅行業協会 / 公益社団法人 日本バス協会
平成23年6月10日

1.安全運行パートナーシップ・ガイドラインの目的

この安全運行パートナーシップ・ガイドラインは、旅行会社と貸切バス事業者が、お互いの事業活動をする上で欠かすことのできないパートナーであることを理解し、その協力体制の確立により法令等を遵守し、安全で快適なサービスを旅客に提供することを目的とします。

2.法令等を遵守した旅行及びバス運行

1)貸切バス事業者は、安全性の確保のための基準づくりやそれに基づく運行に努めます。旅行会社は、安全運行に努力している貸切バス事業者を利用することに努めます。

2)行程作成にあたっては貸切バス事業者と旅行会社双方が充分な打ち合わせを行います。

3)適切な運行計画を実現するため、旅行会社は貸切バス事業者に対して遅くとも2週間前までに行程表を提出します。また、行程に変更があった場合、旅行会社は速やかに貸切バス事業者へ報告します。

4)貸切バス事業者の乗務員は、旅行当日に旅行会社から行程変更の依頼を受けたときは運行管理者に報告し、運行管理者の承認を受けてから行程の変更を行います。

5)貸切バス事業者と旅行会社は行程表に基づき、乗務員用の適切な休憩・宿泊施設を確保します。

(法令等で定められている主な項目)
・連続運転時間       — 4時間まで –30分以上の運転中断が必要(1回の休憩が10分以上であれば分割可)
・1日拘束時間         –13時間まで(原則)– 出庫から入庫まで
・1日平均乗務時間 –9時間以内– 連続する2日間の平均
・休息時間               — 8時間以上(連続) 現地宿泊の場合

6)貸切バス事業者と旅行会社は、営業区域外運送を受注、発注しません。

3.安全な乗降場所の確保

1)貸切バス事業者と旅行会社は、安全かつ周辺の交通に配慮した乗降場所を選定します。やむをえず路上等で乗降する場合は停車時間の短縮を旅客に呼びかけます。

2)旅行会社は見学地等でバスを駐車させる必要がある場合は、貸切バス事業者と協力して見学地に近接する場所に駐車場所を確保するように努めます。

4.安全運行の徹底

1)貸切バス事業者と旅行会社は、法定速度の遵守はもとより、安全を第一にして旅行行程(ツアー)を運行します。

2)貸切バスの乗務員及び旅行会社は、旅客に対し、シートベルトの着用を徹底するよう呼びかけます。

5.安全管理体制の確立

1)貸切バス事業者と旅行会社は、事故・故障・トラブルなどが発生した場合は旅客の安全確保を最優先して適切な対応をします。

2)貸切バス事業者と旅行会社は、事故・故障・トラブルなどの緊急時における連絡先を明確にし、休日や深夜等の営業時間外であってもお互いに連絡が取れる体制を構築します。

6.貸切バスに係る運賃

規制緩和による供給過剰、旅客の低価格志向等の要因で貸切バス事業者と旅行業者はそれぞれに課題を抱えています。お互いの立場を理解して、事業が健全に発達するよう努力します。

7.その他

各協会の会員以外と取引する場合も、このパートナーシップ・ガイドラインを遵守するよう努めることとします。